モニターの向こうがわ

Webサービスやアプリを作っている人が見たり考えていることを綴っています

when you gaze into your monitor, the monitor also gaze back into you.

最近買った本 2014年3月

久しぶりに本屋へ立ち寄る機会がありまして、探したかった本を探してきました。

ここ半年ほど、仕事で「アクセス解析ができるようになったなぁ」と手応えを得ることがありまして。勤め先はとてもとてもリッチなツール(Adobe Analytics 旧 Site Catalyst)が導入されています。以前はなんとなくダッシュボードを眺めたり基本的なレポートをチェックするぐらいでした。しかし、最近は欲しいデータを欲しい状態で得ることと、それをちょっとした統計処理を用いて加工することを覚えました。データをただ平面的に眺めるだけでなく、ブレークダウンしてそれぞれの傾向を見たり、別のデータと突き合わせたりしすることで多種多様な発見ができるものなんですね。直接クラウドで提供されているレポートを見るのではなく、データをExcelにダウンロードしてあれやこれやと自分で工夫をするようになったのです。

そうなってくると今度はより立ち入った分析をしたくなり、もっと統計の知識やユースケースが欲しいな、と感じる機会が多くなり、「アクセス解析と統計をうまくがっちゃんこした書籍とかないんだろうか」と本屋へ立ち入った次第です。

でも、そういう本ってないんですね。。ニーズ自体はありそうなんですけど。

マーケティングリサーチや売上データ、ビジネス分析と統計を絡めたものはたくさんあるんですが、どうもWebディレクター・アナリスト向けのノウハウ書はないようでして。

仕方なく、実務に応用できそうなものを2つほどピックアップしました。どちらも「Excelで」と銘打っているのが特徴です。あまり本質的な統計学を説明されても実務と遠いので。(というかそういう本を今までに何度も読んでは途中で諦めたことがあるので・・) 

EXCELビジネス統計分析 [ビジテク] 第2版 2013/2010/2007/2003対応

EXCELビジネス統計分析 [ビジテク] 第2版 2013/2010/2007/2003対応

 

 今この本を読み進めています。基本的な統計知識から相関・単回帰分析、多変量解析などを架空の設定に基づいてどのように処理すればどのようなアウトカムが得られるかを具体的に説明しています。少しExcelのオペレーション説明が多い気がしますが(同じ結果を求めるのに分析ツールを使うケースと関数手入力で出力するケースとが説明されている)、まぁ初学者にはそちらの方が易しいのかもしれません。

1億人のための統計解析 エクセルを最強の武器にする

1億人のための統計解析 エクセルを最強の武器にする

 

 こちらはまだ開いていませんが、帯に「さよならデータサイエンティスト」と書いてあるのに惹かれて購入しました。分析が本職ではないけれどもきちんとした手順とデータ処理をもとに正しい数字の読み方をしたい、という私のニーズに応えてくれそうです。